- 建て方
- 基礎工事の工程は大変重要ではありますが、「家が建つ」というイメージとは繋がりにくいのではないかと思います。
- この「建て方」という工程は基礎工事終了後、柱、梁、土台などを使って骨組みを組む作業になりまして、お施主様から見れば初めて「家が建つ」という感覚を持てる、感慨深い工程になります。
- 朝から始めて夕方までに一気に組み上げるので、終わる頃には「昨日まで何も無かったのに!」と近隣の方々に驚かれる事もしばしばです。
- また夕方から工事の安全を祈願する意味でお施主様が工事関係者と共に上棟式という神事を行う場合もございます。

- まず、コンクリートが固まった基礎に土台を乗せて固定します。
- その際にコンクリート基礎と木材の間に基礎パッキンという樹脂製品をはさみ込んで床下の換気を促す工夫をしております。床下と基礎の間に充分な換気がされていないと土台などの木材部分が湿気により腐食してしまうのです。
- もちろんこれだけでは充分な強度を得られませんので、土台を貫いているホールダウン金具(左上写真参考)という接合金具を使って柱と土台をより強く結び付けます。
- その使用方法は工程3で説明します。

- 柱、梁を組み上げていきます。
- 柱と梁って何が違うの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。「柱は縦に建てるもの」「梁は横に架けるもの」と考えて頂ければいいと思います。
- また、この工程は高所から落下する、物が上から落ちてくる、など大変危険な作業となります。
- 万が一事故でも起こったらせっかくの新しい家に悪い縁起が付くことにもなりかねませんので作業は慎重に進められます。

- 接合金具でしっかりと締めます。
- この工程は柱などを組み上げながら行う作業です。
- 写真は工程1で少し説明したホールダウン金具の使用例になります。
- 他にも梁と柱や梁同士を緊結する金具もあり、多くの金具を使用することにより更に強固な骨組みを作り上げていきます。
- 「木造建築は鉄骨造りやコンクリート造りの家に比べて耐震性が弱いのでは?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、現代の木造建築はこういった地震に対する工夫を随所に行うことによって数年前よりも格段に耐震性が向上しております。

- 棟木を架けます。
- 一番上に掛かる木材である棟木が架かると建て方が終了です。
- その際に写真に写ってる「へいぐし」と呼ばれる飾り物を棟にくくり付けます。
- これは上棟が無事終了した感謝と今後の工事の無事を祈る意味を持ち、建て方の後は屋根裏に収められて家の守り神として保管されます。
- なお2枚目の写真は後日、屋根の下地材も貼った状態になります。3枚目の写真は新築が大まかに完成した状態になります。

- 上棟式
- 建て方を行った工事関係者へのねぎらいと今後の工事が無事終了することを願って行われる儀式です。
- 行う内容としては、まずお清めのために家の四隅にお酒とお米を撒きます。
- 次にお施主様からのご挨拶の後、ねぎらいの意味で「直会(ナオライ)」と呼ばれる懇親会が開かれます。この懇親会はお施主様のご親戚、ご友人、ご近所の方々を招いてお披露目をする意味もございます。
- もちろん上棟式を行うかどうかはお施主様のご自由ですので、最近都市部では行わない事もあるようです。しかし上棟式はお施主様がたくさんの方々からお祝いされることにより「やっぱり家を建てて良かった〜!」と改めて実感できる、新築の醍醐味の一つと言えるのではないでしょうか。多少の出費はあるものの、家を建てる事は一生ものですので上棟式を行う機会があれば是非ともやるべきだと私は思います!



